実際、介護職員の仕事内容にはどんなものがあるでしょうか。まだ介護の仕事をしたことが無い人にとっては、未知の世界かもしれませんが、別に難しいことはありません。

出典：社会福祉法人盡誠会　特別養護老人ホーム水郷荘

介護の仕事は体力がなくては務まらないと言われることがありますが、常に体を動かしているわけではなく、ケアをする相手に応じて足並みを揃えることが基本となります。さらに、同じ介護の仕事でも利用者や入居者の介護レベルに応じて業務内容が変わってくるため、職種ごとの特徴をしっかりと押さえておくことが重要です。ここでは、3つの職種をピックアップし、詳しく特徴を紹介していきます。

職種別に介護の仕事の特徴をご紹介

介護の仕事は高齢者の介護レベルに応じてさまざまな形態をとります。早速、職種別の特徴をみていきましょう。

グループホームの特徴

認知症高齢者を対象に、少ない人数で共同生活を行なう施設です。ある程度は自立して生活できる人を対象にしているので、寝たきり状態や、看取りが必要な状況になると、グループホームでは対応できません。

出典：JOB Style 介護

グループホームは、認知症の高齢者数名に介護士1名がついて共同生活を送る介護施設です。重病の方や寝たきりの状態は入所の対象外となるため、入所者にある程度の生活能力があることが前提となっています。

サービス付き高齢者向け住宅の特徴

サービス付き高齢者向け住宅は、都道府県・政令市・中核市の登録制となっており、法律で定められた一定の基準を満たした住宅です。

出典：アイリスガーデン

サービス付き高齢者向け住宅は高齢者のための住宅で、2級のヘルパーが常勤しながら入所者の生活相談や安否確認などを行います。ヘルパーは必要に応じてお年寄りの介護や食事の配膳などを行います。

有料老人ホームの特徴

特別養護老人ホームや老人保健施設、介護型療養病床は介護保険3施設と呼ばれ、所得に応じて数万円から十数万円と比較的割安な費用で利用できるので、申込者が多くすぐには入所できません。その人に必要な介護サービスが提供されますので、安心感の高いサービスといえるでしょう。

出典：シニアの住まい基礎知識

有料老人ホームは食事や生活支援など、入所者の生活全般にわたるサービスを提供。介護レベルが軽度～3以上の方までが入居するため、一人ひとりに応じた介護サービスを提供します。

多様な働き方をチェックしよう

介護の仕事は、入所者の介護レベルや施設の規模に応じて業務内容が異なってくるため、多様な働き方が選択できます。やりがいを感じられる職場に出会えるチャンスも多いので、ぜひいろいろな働き方をチェックしてください。

介護の仕事で大変な事って何？